「乳がんの治療費」前回の記事はこちら
前回のお話
母が乳がんだったので、BRCA検査という遺伝子検査を勧められました。
ホルモン治療前に卵子凍結の相談に婦人科に行くことになりましたが、婦人科の予約できたのが2カ月後だったので放射線治療を先にやっておくことにしました。
今回は放射線治療の費用です。
Contents
放射線治療の費用と内容
放射線治療は通院でできるのですが、私は事情があって入院しての治療を希望しました。
①放射線科を受診
放射線治療の為に、医師からの説明と、放射線を当てる位置決めの為にCT撮影をし、身体に印を書いてもらいました。
日付 | 項目 | 金額 | 3割負担 | 限度額 区分オ |
2022/11/4 | CT撮影 | 12,040円 | 3,612円 | |
BRCA1/2遺伝子検査 | 203,400円 | 61,020円 | 35,400円 |
BRCA検査は外来でしか出来ないと言われたので、放射線治療の準備の為のCT撮影と同じ日に行い、限度額認定証を使用。
②入院と放射線治療11月(21日間)
日付 | 項目 | 金額 | 3割負担 | 限度額 区分オ |
2022/12/14 | 放射線治療15回 | 358,300円 | 107,490円 | 35,400円 |
食事療養費(保険外) | *40,090円 | *12,810円 | ||
病衣(保険外) | 1,680円 | |||
合計 | 400,070円 | 149,260円 | 49,890円 |
放射線治療1回は3割負担で7,166円でした。
②入院と放射線治療12月(14日間)
日付 | 項目 | 金額 | 3割負担 | 限度額 区分オ |
2022/12/14 | 放射線治療10回 | 210,000円 | 63,000円 | 35,400円 |
入院、投薬など | 345,370円 | 103,611円 | ||
食事療養費(保険外) | *26,940円 | *8,610円 | ||
病衣(保険外) | 1,120円 | |||
合計583,430 | 583,430円 | 194,671円 | 45,130円 |
*3割負担の食事療養費は限度額認定証の一般及び現役並み所得者の一食460円、限度額 区分オは一食210円で計算しています。
放射線治療の検査から治療と入院までのトータル金額
金額 | 3割負担の場合 | 限度額区分(オ)の場合 |
1,186,900円 | 343,931円 | 130,420円 |
検査から放射線治療・入院まで私が支払った費用は
130,420円
今回、私は月をまたいで入院したので限度額認定証2回と、外来で限度額認定証を1回使っています。
もったいない使い方をしてしまいましたが、外来でしか出来ないBRCA1/2遺伝子検査もあったのでしょうがなかったのですが、放射線治療を通院でやっていればBRCA検査と一緒に外来で限度額認定証を使えたので、料金を抑えられたかもしれません。
入院にした理由は、車が運転できないので通院が難しかったのと、医療保険で入院・放射線治療はカバーできるからです。
乳がん最初の検査から放射線治療までのトータル金額
=最初の検査からここまで私が支払った総費用は
244,937円
限度額認定証、や高額医療費制度は本当にありがたいです。
でも、最低限度額の区分オで6カ月でこの金額いきましたが、1か月4万を使っていることになり、収入があっても辛いです。
低所得者ではなく、収入が無い人でこの金額なんですよ・・・(泣
住民税非課税者のひと月の上限額が35,400円。
ひとつ上の年収370万までの方のひと月の上限額が57,600円。22,200円の差は凄く大きい。
同じ病院でも外来と入院は別になり、医療機関や薬局も別になります。
やはり、貯金や医療保険に入っておかないと、収入だけでは辛くなりそうです。