乳がん

どうしよう?48歳の卵子凍結

2022年12月16日

7月にシコリを見つけて乳腺外科を受診、それから9月に手術・入院とバタバタと時間が過ぎていきました。
病理検査結果で、サブタイプはルミナルA。放射線治療とホルモン治療を5年することになりましたが、ki-67の数値は30%で抗がん剤をつかうかはグレーゾーン。
オンコタイプDXという検査があり、がん細胞の特性を遺伝子レベルで解析する検査で、抗がん薬の有効性を予測することが出来るのですが、自費治療で40万・・・。
たまたま無料で検査を受けられる条件にちょうど私が当てはまり、オンコタイプDX検査を受けることができました。
結果、抗がん剤は使わない事になりました。
次に考えなければいけないことは、5年のホルモン療法のこと。

48歳で離婚調停中。どうなのかな?妊娠を望むことって。
状況で判断するなら諦めないといけない。
だけど、妊娠できる身体なのに何もできず時間だけが過ぎて行った海外生活5年間の悔しさ。
希望だけ残すのもありかもしれないけど、お財布の問題も。

時間だけが過ぎていった海外生活

夫の海外赴任についていき、5年間海外に住んでいましたが、夫のモラハラで体調を崩し、色々な症状が出て通院していました。
子供が欲しかったけど、夫の子供は生みたくなかった。理由は弱ってしまっている私が夫や夫の家族から守ってあげられることができないから。
弁護士に相談したが、夫婦が日本に居ないと調停も裁判もやりづらいので、夫婦が日本に帰国してからということになっていた。

海外で時間だけが過ぎていき何もできないのが辛かったが、まず離婚に動く前に別居をして治療。身体を治さないといけない。


帰国を待って別居し、離婚調停を申立てました。
その最中に乳がんが発覚・・・・。
バタバタと検査が始まり、入院手術。
手術の後に、今後の治療を決めるために主治医と話し合いました。

治療前の心残りは・・・やはり妊娠

「ホルモン治療の前に不安や心配はある?」
と主治医に聞かれて、真っ先に頭に出てきたのは子供が欲しかったということ。
ホルモン治療中は奇形が生まれる可能性があるので、治療前に卵子を取り出す必要がある。
もちろん若い方なら、ホルモン治療5~10年の後に自然妊娠をすることができるけど、私がホルモン治療を終える頃は50歳を過ぎてしまっている。
抗がん剤は私はやりませんが、そのまま閉経してしまうこともあるそう。

48歳という年齢で、もう妊娠や子供を持つことは諦めないといけないと思っていました。
専業主婦からの離婚で仕事も無く、体調まだ戻っていない。
慣れない場所で車も無くて仕事が見つかるのだろうか?、離婚してすぐに次の人を見つけたり出会えるのだろうか?。
妊娠をするよりも、その前の問題が沢山ありすぎて、そんな色々な不安に乳がんのショックがプラスされてパニックになっているときに、次は長いホルモン治療の前の決断を速く迫られてしまっている。
しょうがないことだけど、現実を見るのは怖いけど、ちゃんと見て決めないとと思いました。

主治医は、
「卵子凍結するにはまず、卵子が大丈夫かが問題だと思うから、受診してお話を聞いてから決めて良いんじゃないかな」
と言ってくれ、卵子凍結が出来るクリニックへの紹介状を書いてくれました。

初めて聞いた「妊孕性温存」という言葉

紹介して頂いたクリニックに予約をすると、事前に説明があり、情報提供をして頂きました。
そこで聞いたのが「妊孕性温存(にんようせいおんぞん)」という言葉。
妊孕性とは妊娠をする力のこと。
妊孕性温存は卵子凍結だけではなく、受精卵凍結や卵巣凍結があるということも知りました。

「妊孕性温存(にんようせいおんぞん)」とは?

卵子凍結

「卵子凍結(未受精卵凍結)」とは受精前の卵子を凍結すること。

受精卵凍結

採卵した卵子を受精させて凍結すること。

卵巣凍結

手術で卵巣を取り出し、凍結する事。

まだ悩みます・・・

私は相手が居ないので選択は「卵子凍結」ですが、費用は実費で45万~60万くらい。
都道府県によってですが42歳まで保険適用になっているそうです。
他に驚いたのが、都道府県によって出産年齢が決められているのだそうです。
東京は48歳まで採卵でき、子宮に戻すのは50歳まで。
ですが、他の県だともっと速い年齢で採卵できないと決められていて、断られることがあるのだそうです。
歳をとるごとに卵子の数も減り、その上正常な卵子も減っていくそうです。

お話を聞いても、自分はどうしたらよいのか悩みました。
お金に余裕は全くない。
1年と少しだけの希望を45万~60万で買うのか・・・・、それとも諦めるのか・・・・。
とりあえず受診をして、決めたいと思います。

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